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意外と知られていない?棒状温度計の正しい測り方・使い方

ガラス製で中に色の付いた液体が入っている「棒状温度計」。
普段の生活の中に無くても、もしかしたら、子供の頃に理科の実験などで使った事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこの棒状温度計、シーンによっては測り方・使い方にちょっとしたコツや注意が必要なのです。
ここではそんな内容をご紹介していきます。


 

1. 液体に浸して測る時

 

●「全浸没」で正しく測定

シンワ測定の棒状温度計は全て「全浸没温度計」です。
正確な温度を測定する為には、感温液全体を対象物の中に沈める必要があります。
測定中に感温液が上または下に動く場合は、それに合わせて目盛の位置を水面に合わせるようにガラス管を動かします。
5分以上置いて感温液が安定したら、「目線」を「目盛」と水平にして温度を読み取ります。

 

●勢いよく入れない、当てない

例えばコップの中の液体の温度を測定する時に、
コップの底や壁に「カツン!」と当てるのはNG!
棒状温度計はガラスでできていますので、当てた衝撃で割れてしまう恐れがあります。
コップの中に入れる時は、静かにゆっくりと入れるようにしましょう。


 

2. 長期間に渡って日光(紫外線)に当たる環境は避ける

 

●液の色が薄くなる、透明になる

棒状温度計のガラス管の中の、色の付いた液体。
この液体は日光(紫外線)に長期間当たると退色して薄くなり、最終的には透明に近い状態になってしまいます。
液の色が抜けてしまうと、温度の読み取りが困難になってしまいます。
これを避けるために、日光(紫外線)に長期間当たる場所には設置・保管しないようにしましょう。
「いつの間にか液体の色が薄くなっている・透明になっている」という経験をされた方は、ぜひ設置場所や、保管場所を見直してみてください。


 

【参考】「フッ素樹脂コート」が施された棒状温度計

棒状温度計には「フッ素樹脂コート」が施されたものがあります。
人体に毒性が無いフッ素樹脂コーティングの為、食品の温度測定にも安全に使用でき、
更に、ガラス管が割れてもコーティングによってガラス片が飛び散りません。


 

昔から広く愛用されている棒状温度計。コツや注意点を知る事で正しく温度測定ができます。
ぜひご参考ください。

【 棒状温度計の製品情報は → コチラ から 】

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